【要約】数値化の鬼 「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法

読書

皆さんこんにちは、kotalabです。

今回は、株式会社識学代表取締役社長の安藤広大さんが書かれた、数値化の鬼 「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法を紹介させていただきます。

本書の結論は、「数値化の鬼」となり、物事を客観的に「数字」で評価し理解することが成功への鍵です。

数値化の鬼になるためには、5つのステップが必要です。

ステップ1 「行動量」を増やす

ステップ2 「確率」のワナに気をつける

ステップ3 「変数」を見つける

ステップ4 「真の変数」に絞る

ステップ5 「長い期間」から逆算する

以上の5つです。

今回は、

  • 「行動量」を増やす
  • 「変数」を見つける
  • 「真の変数」に絞る

こちらを紹介させていただきます。それでは、よろしくお願いします。

安藤広大さんが書かれた、とにかく仕組み化も要約していますので、こちらの記事も読んでみてください。

数を打つところから始まるー「行動量」の話

「PDCA」をやってみる

「PDCA」というのは、問題解決や目標達成のための方法で、「Plan(計画)」、「Do(行動)」、「Check(評価)」、「Act(改善)」の4つのステップからなります。

例えば、「半年で12件の新規顧客を獲得する」という大きな目標「Plan(計画)」があったとします。

これを達成するためには、日々の具体的な行動「Do(行動)」が必要です。例えば、「1日4件のアポイントメントをいれる」という目標を設定して、それを毎日やります。

そして、自分の行動が目標にどれぐらい近づいているかを評価「Check(評価)」します。例えば、「3件のアポイントメントしかできなかったら、それは目標未達です。そのため、時間管理を改善して、次の日は4件のアポイントメントを入れられるようにする」という感じです。

そして、上司と一緒に、自分の進捗を評価して、どうすれば改善「Act(改善)」するかを考えます。例えば、「企業へのアポイントメントを1.5倍に増やす」という改善策を考えることができたら、それを行動に移します。

そして、それがうまくいくかどうかをまた評価して、必要ならまた改善する。

そのサイクルを繰り返していくことで、大きな目標に近づいていきます。

このPDCAという方法は、自分の行動を数字で見ることで、何が改善されて、何がまだ改善が必要なのかがわかりやすくなります。

したがって、自分が何をすべきか迷わなくなり、自分の行動も増やすことができます。

やるべきこと、やらなくてもいいことー「変数」の話

「変数」を見つける

「変数を見つける」というのは、問題が起きたときに、自分のどこを変えるべきかを見つけることです。

例えば、店舗で「1ヶ月100万円売り上げる」という目標があります。それが達成できなかったとします。なぜできなかったのか考えます。

例えば、雨がよく降ったから、バイトのスタッフが辞めてしまったから、新しい商品があまり売れなかったから、またはリピーターが増えなかったから、など様々な理由があります。

しかし、雨が降ることは自分ではどうしようもありません。それを「変えられないこと」と言います。その代わり、お店のスタッフがどう接客するかや、どうやってリピーターを増やすかは自分で変えられます。

それを「変数」と言います。それぞれのスタッフがリピーターを増やすためにどんな行動ができるかを考えて行動することが大切です。

そして、その行動がうまくいったらそれを続けて、うまくいかなかったら次に何を改善するかを考えます。これを繰り返すことで、お店の売り上げが上がっていきます。

したがって、仕事で目標を達成するためには、「変数」、つまり自分が変えられることに注目して行動することが大切です。

過去の成功を捨て続けるー「真の変数」の話

「変数」を減らす

「変数を減らす」というのは、難しい問題を解く時に、考えなければいけないことを少なくすることです。

お店でリピーターを増やすためにいろいろなことを考えます。例えば、お客さんの名前を覚えたり、新しい商品を紹介したり、ポイントカードを作ったりします。

しかし、他にも新しいお客さんを呼び込むためにチラシを作ったり、スタッフが楽しく仕事ができるようにバーベキューをしたり、やりたいことが増えていったとします。

すべてを一度にやろうとすると、どれもうまくいかなくなってしまいます。

したがって、「変数」を減らすというのは、大切なことにしっかり集中するために、無理に全部を一度にやろうとせず、一つ一つをじっくり取り組むことを意味しています。

もし、リピーターを増やすことに注力しても売り上げが上がらないなら、それはうまくいくための「変数」ではなかったと考えて、他の方法を考えてみることが大切です。

つまり、「変数を減らす」とは、大切なことに集中するために、無理に全部をやろうとせず、大切なことに集中して、それがうまくいかなければ新しい方法を考えて試してみることを意味しています。

まとめ

今回は、数値化の鬼の、「行動量」を増やす、「変数」を見つける、「変数」を絞る、を紹介させていただきました。

成功する人は、自分の働きを数字で見て考えます。これは、客観的に自分を理解する手段で、感情ではなく、数字を基に行動することを意味しています。

あなたも自分の行動や成果を数字で考える「数値化の鬼」という思考法を身につけてください。

それでは、ありがとうございました。

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