皆さんこんにちは、kotalabです。
今回は、倉貫義人さんが書かれた、ザッソウ 結果を出すチームを要約させていただきます。本書は、上司やチームリーダーが部下との関係やコミュニケーションで困っている人や、効率を上げようとして人との関わりが希薄になってしまった会社の人たちの悩みを解決するために役立つと思います。
要するに、仕事の効率を上げるだけでなく、職場の人間関係を大切にしたいと思っている人におすすめします!
本書は、
第1部 「ホウレンソウ」よりも「ザッソウ」
第2部 「ザッソウ」でチームの成果は上がる
第3部 「ザッソウ」しやすい職場のつくり方
第4部 チームと人を変えていく「ザッソウ」
このような構成になっています。
今回は、
第1部 「ホウレンソウ」よりも「ザッソウ」
第2部 「ザッソウ」でチームの成果は上がる
こちらを要約させていただきます。
それでは、どうぞー!
第1部 「ホウレンソウ」よりも「ザッソウ」
「ホウレンソウ」に足りないコミュニケーション
心理的安全性とコミュニケーションは密接に関連しており、情報共有がチームの心理的安全性を確保する鍵です。
多くの社会人が「ホウレンソウ」(報告・連絡・相談)を基本として教わりますが、この概念が初めて紹介された1982年から現代までの働き方やコミュニケーション環境は大きく変わりました。
特にIT技術の進化により、効率的なコミュニケーションツールが増えてきました。そのため、古い「ホウレンソウ」の方法だけで情報共有を行うのは適切でないかもしれません。
雑談 +相談 =「ザッソウ」でいこう!
仕事の価値創出には多くの関係者とのコミュニケーションが必要で、その中で「ホウレンソウ」は業務に関する情報交換の基本です。
しかし、新しいアイデアやチームワークの強化が求められる場面では、ホウレンソウだけでは不十分です。
「非公式な雑談や対話」がチームのコミュニケーションを豊かにし、実際にチームを支える重要な要素であると言えます。
「雑談」はチームの土台となるコミュニケーション
職場の情報共有は「ホウレンソウ」だけで完結するわけではない。
「雑談」は職場コミュニケーションの重要な部分で、立ち話やランチタイムのおしゃべりなどがそれにあたります。雑談は特定の目的がなく、結論を求めない自然な会話です。
一部の人は仕事中の雑談を非効率とみなすかもしれませんが、実際には雑談を通じてチームワークが向上したり、新しいアイデアや問題の解決策が生まれることも。
仕事の本質は価値を生み出すことであり、時間だけを基準にする考え方は短絡的である。
「ザッソウ」を公式コミュニケーションにしよう
「ザッソウ」は雑談と相談を組み合わせた新しいコミュニケーションスタイル。伝統的な相談は緊張を伴うことが多いが、ザッソウは気軽な雑談から自然に相談に移行することを奨励。
これにより、チーム内での相談のハードルが低くなり、心理的安全性が確保される。ザッソウは早期の意見交換やアイデア共有を促進し、より効果的なコミュニケーションを実現する手法として提案されている。
「ザッソウ」は結果を出すチームの習慣
「ザッソウ」は結果を出すためのチームの習慣として推奨され、高い生産性を持つチームはお互いの得意分野でサポートし合い、固定の役割に固執しないことが特徴です。
ザッソウは、気軽な雑談から深い相談までのコミュニケーションをスムーズにするツールとして提案されており、これによりチーム内での信頼関係が強化される。
導入する際は、ザッソウを自然と実践できるような人間関係や環境づくりが鍵となる。
第2部 「ザッソウ」でチームの成果は上がる
成果を上げる「ザッソウ」の使い方
ザッソウを導入する主な目的は成果の向上であり、ただ雑談するだけではない。
成果を意識しながらザッソウを行い、気軽な態度で仕事やザッソウに取り組むことが効果的な成果を生む鍵である。
雑談から入って打ち合わせの場を温める
打ち合わせを始める際、いきなり本題に入ると相手は驚くことが多い。特に初対面では、雑談を挟むことで相手との関係性を築き、より効果的なコミュニケーションを目指すべきである。
雑談は相手との関係性を作るための手段で、短くても相手との心のつながりを感じさせることが大切。上司やマネージャーが雑談をすることで、自分が聞く姿勢にあることを示すことができる。
壁打ち役がいれば、「悩む」が「考える」に変わる
仕事において難しい問題に直面することはよくあり、人はその際に「悩む」か「考える」かのどちらかを選ぶ。悩むは問題の前で立ち止まることで、考えるは解決策を模索すること。
問題に対処するには「考える」方が有効である。しかし、1人での決断は難しい時もある。そのような時、誰かとの雑談や相談、いわゆる「壁打ち」が思考を進める助けとなる。
仕事を依頼するよりも、問題の相談をする
仕事を頼む際の方法によって、相手のやる気や成果が変わる。直接的な依頼よりも、問題や困りごとを相談する形で依頼すると、相手は前向きに取り組む傾向がある。
人は困っている人を助けたいと思う性質があり、相談から入ることで相手が自分の仕事として受け取り、より良い成果を出す可能性が高まる。
また、相手の専門知識を活かして、新しい解決策を提案してもらえることもある。雑談を活用して仕事のパフォーマンスを向上させることができる。
まとめ
今回は、倉貫義人さんが書かれた、ザッソウ 結果を出すチームを要約させていただきました!
本書は、「ザッソウ」、すなわち「雑談と相談」の重要性を中心に、今の組織の心理的安全性と円滑なコミュニケーションの方法を教えてくれました。
皆さんも、ぜひ本書を手に取って読んでみてください!
それでは、kotalabでした!
コメント