皆さんこんにちは、kotalabです!
今回は、リンクアンドモチベーション代表取締役の麻野耕司さんが書かれた、「THE TEAM 5つの法則」を紹介させていただきます。
この本は、経営学、心理学等の学術的知見を活用し、チームの法則を科学的に解き明かした本です。
チームの法則は、
- Aim(目標設定)の法則
- Boarding(人員選定)の法則
- Communication(意思疎通)の法則
- Decision(意思決定)の法則
- Engagement(共感創造)の法則
この5つの法則で構成されています。
ここで紹介させていただくのは、
- Aim(目標設定)の法則
- Boarding(人員選定)の法則
- Communication(意思疎通)の法則
この3つの法則を紹介させていただきます。
それでは、よろしくお願いします!
Aim(目標設定)の法則
目標設定には行動レベル、成果レベル、意義レベルの3つがあり、それぞれメリットとデメリットが存在します。どのレベルで目標設定するかはチームメンバーの能力、思考力、行動力によるため、それを見極めて適切に目標設定をすることが必要です。
ビジネスの目標設定は時代と共に行動目標から成果目標へ、そして現在は意義目標へと進化しています。この変化はビジネス環境の急速な変動を反映しています。意義目標はチームが存在する理由や影響を示し、メンバーが自発的に行動し成果を出すための重要な要素です。そのため、意義目標を設定し理解することは、単に「作業」や「数字」の奴隷になることを防ぐ重要なステップとなります。
Boarding(人員選定)の法則
チームの分類は「環境の変化度合い」と「人材の連携度合い」の2つの軸により、4つのタイプに分けることができます。スポーツを例に挙げると、駅伝型(環境の変化度合い:小、人材の連携度合い:小)、柔道団体戦型(環境の変化度合い:大、人材の連携度合い:小)、野球型(環境の変化度合い:小、人材の連携度合い:大)、サッカー型(環境の変化度合い:大、人材の連携度合い:大)の4つです。
ビジネスに適用すると、駅伝型はメーカーの生産チーム、柔道団体戦型は生命保険の営業チーム、野球型は飲食業の店舗スタッフチーム、サッカー型はスマホアプリの開発チームといった具体例が考えられます。
これらの分類はチームの特性や課題を理解し、それぞれに適したメンバー選びや組織づくりに役立ちます。「チームには絶対解がある」ではなく、「チームには最適解がある」という視点が重要で、どのタイプに自分のチームが近いかを理解することで、より効率的なチーム作りが可能となります。
Communication(意思疎通)の法則
「チームにはコミュニケーションが多ければ多いほど良い」という考えは必ずしも正しいとはいえません。適切なルール作りによってコミュニケーションの複雑性を軽減できます。しかし、ルールが詳細すぎると効率が下がってしまいます。必要なルールと臨機応変なコミュニケーションのバランスが重要で、「チームのコミュニケーションは少ない方が良い」と考えるべきです。
まとめ
今回は、5つの法則の中の目標設定、人員選定、そして意思疎通という3つの法則を紹介させていただきました。
目標設定では、最も重要な意義目標がチーム全体の自発的な行動と成果につながるとお伝えしました。
人員選定では、チームの特性や課題を理解し、その環境の変化度合いと人材の連携度合いに応じて最適なメンバーを選ぶことの重要性を説明しました。
意思疎通では、適切なルールとそのバランスを保つことで効率的なコミュニケーションを実現する方法を紹介しました。
これらの法則を使って、あなたのチーム運営にも活かしてください。
それでは、ありがとうございました!
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