皆さんこんにちは、kotalabです。
今回は、横山泰行さんが書かれた、「のび太」という生きかたを要約させていいただきます。
本書は、「ドラえもん」のキャラクター「のび太」に焦点を当て、彼の人生の成功について分析したものです。
著者は、のび太は学業やスポーツでの成功は乏しいが、人間関係や夢の実現においては成功を収めていると指摘しています。
その成功の理由を「のび太メソッド」として紹介してくれています。
本書の構成は、
序章 ドラえもんがいなかったら
第1章 ドラえもん社会は現代の縮図
第2章 失敗して、夢は叶う
第3章 夢の叶え方まずは、心
第4章 夢の叶え方のび太メソッド
第5章 叶う夢には、法則がある
第6章 「のび太なり」の努力で十分
第7章 ドラえもんは、あなたにもいる
終章 「ドラえもん」からのメッセージ
このような構成になっています。
今回は、
序章 ドラえもんがいなかったら
第1章 ドラえもん社会は現代の縮図
第2章 失敗して、夢は叶う
第3章 夢の叶え方まずは、心
第4章 夢の叶え方のび太メソッド
こちらを要約させていただきます。
それでは、よろしくお願いします。
序章 ドラえもんがいなかったら
どうやってのび太は成長したのか
のび太は『ドラえもん』の中で成長しています。特に『さようなら、ドラえもん』では、のび太がジャイアンに立ち向かうシーンが描かれ、彼が内に秘めた勇気を示しました。
のび太はひみつ道具の助けや数々の冒険を通じて、優しさや思いやりといった潜在的な資質を発揮してきました。
映画では、のび太の優しさや夢が高まり、仲間とともに困難に立ち向かう姿が描かれています。のび太のこれらの資質を評価し、しずかちゃんは彼との結婚を決意します。
そして、『のび太の結婚前夜』では、しずかちゃんの父はのび太の優れた性格を称賛し、しずかちゃんものび太との結婚生活に自信を持ちます。
学業や日常生活ではのび太は困難に直面していますが、真の優しさや思いやりを持つ彼は最終的にしずかちゃんと幸せになります。
第1章 ドラえもん社会は現代の縮図
課題を克服できない
日々の生活において、嫌なことから逃げたくなる気持ちを持つことは誰にもある。『ドラえもん』の中のキャラクター、のび太も多くの問題を先延ばしにしては避けてしまうことがある。
しかし、彼は最終的には各トラブルに対応し、問題を乗り越えていく。のび太が行動を起こす原動力の一つは、ドラえもんのひみつ道具を使って達成感や爽快感を感じること。
あるエピソードでのび太は「未来のルームマラソン」というひみつ道具を使って、九州までの距離を走り通すことができ、その達成感から「走ること」に対する苦手意識を克服する。
このように、成功体験を通して得られる達成感や爽快感は、私たちの苦手意識を克服する大きな力となり得る。
一度達成感を体験すると、その感覚を覚えて次回の課題にも前向きに取り組めるようになる。
第2章 失敗して、夢は叶う
失敗しない人なんて、いない
出木杉くんは学業やスポーツでの成績が非常に優れており、多くの人々から完璧な存在と見られています。
しかし、その完璧さが彼の対人関係に波紋を投げかけていることがストーリーから明らかになります。出木杉のIQは非常に高いが、EQ(感情指数)の面での対人関係の認知や処理に関しては一定の問題が存在するようです。
彼が「たいしたことない」と軽々しく発言する姿勢は、ジャイアンやスネ夫、さらにはのび太からも不快感を持たれてしまう原因となります。
彼のこのような態度背後には、他人の感情や状況を完全に理解していない、あるいは理解する努力を怠っている可能性が示唆されています。
もし彼が周囲の人々の感情や立場をもう少し敏感に捉え、それに応じた適切な対応を取ることができれば、異なる結果が生まれたのではないでしょうか。
出木杉の行動や態度は、どんなに能力が高くても、他人の感情や状況に適切に対応できる思いやり、柔軟性、そして配慮が組織やコミュニティ内で非常に重要であることを示しています。
そして、これがしずかちゃんがのび太を選ぶ一因ともなっているのではないかと考えられます。
第3章 夢の叶え方まずは、心
誰にでも優しくできる
『ドラえもん』の主人公のび太は、その優しさを持ち合わせており、しずかちゃんやジャイアン、スネ夫といった友人たちとの関係でそれが際立って見られます。
ある日、のび太はパパから風邪を引き受けるが、スネ夫に移そうと考えるも、彼の体調を心配するジャイアンの言動や、しずかちゃんの誘いを受けて彼らには移さない決断を下します。
最終的には、風邪を引きたいと願っている男に風邪を移す。のび太の優しさは、ジャイアンやスネ夫との関係を強くしており、その優しさが人々との絆や共感を生み出す力を持っていることが強調されています。
優しさは日常生活や職場でも大切で、それを発揮することでより良い関係を築くことができると述べられています。
第4章 夢の叶え方のび太メソッド
心配なことは、考えない
このドラえもんのエピソードは、考えることと行動することのバランスの取り方についての教訓を提供しています。
のび太の単純さや先を見越す能力の不足は、計画性の重要性を示している一方で、過度な心配や過剰な計画は行動の妨げとなることも伝えています。
現実の世界でも、多くの人は未来の不確実性や潜在的なリスクを心配して、行動を避けることが多い。しかし、この話は、心配を捨てて行動することの大切さを示唆している。
確かに、全てのリスクを排除することは不可能ですが、それに囚われすぎるとチャンスを逃してしまうかもしれません。
適切な計画と適度な勇気を持って行動することで、未知の結果や新しい可能性に出会うことができるのです。
まとめ
今回は、「のび太」という生きかたの、序章から第4章までを紹介させていただきました。
ドラえもんの物語には、「夢を叶える」という大きなテーマが込められています。のび太の成長を通して、夢を持ち続ける大切さやその実現のための努力の必要性を教えくれます。
そして、本書の「のび太メソッド」は、夢を叶えるヒントがたくさんありました。皆さんもぜひ、読んでみてください。
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